初期伊万里とは

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初期伊万里

 日本の佐賀・有田地域で17世紀はじめに誕生した、伊万里焼。
 江戸時代、1640年代までのこれら磁器作品は「初期伊万里(しょきいまり)」と呼ばれています。


 初期伊万里の中心は、白磁に青で文様を描いた製品です。これは中国に倣った技術で、日本では染付(そめつけ)と総称されています。



 初期伊万里は、”日本で最初の磁器製品”であると同時に”日本で最初の染付製品”でもあるのです。
 当時世界を席巻していた中国の染付へのあこがれも、野心も、おおらかに発散されたやきもの、といえるのかもしれません。